「アジアのノーベル賞」を受賞した眼科医 服部 匡志さんが中学生に特別授業
~“There is a will, there is a way.”~

日時:令和5年6月30日(金)

対象:宗像市立城山中学校

 令和5年6月30日に、アジアのノーベル賞といわれる「マグサイサイ賞」を昨年度受賞した眼科医の服部 匡志医師が、むなかた子ども大学の特設講座として城山中学校の全生徒約750人に特別授業として、講演をしていただきました。
 この講演は、服部さんがむなかた子ども大学の趣旨にご賛同いただいたことに加え、ともに働いていた看護師が宗像市出身であった縁で実現しました。

 講演では、20年以上ベトナムで無償医療を続け、数々の苦労と挫折を乗り越えてきた講師が、どのような学生時代を過ごしたのか、どのような転機があったのか話されました。

中学生に体験談を話される服部医師
真剣に聴講する城山中学校の学生

講演途中には、子どもたちに目を閉じさせ、「光」の無い世界に苦労する方々を救うため、どのような想いで服部医師が戦っているのかや、「見える」ことに対する喜びについて、熱弁。
そして、逆境に負けず自分の志を貫き通すため、努力する大切さを自身の体験を交え語っていただきました。

講演後は、服部医師への質問の時間が設けられ、中学生から「医師をしていて一番うれしかった瞬間は何ですか?」や「挫折したことはありますか?」など、たくさんの質問があり、最後は、城山中学校からお礼と花束のお渡しがありました。

質問をする中学生
花束を渡す城山中学校生徒会 副会長

■マグサイサイ賞について
 アジアの平和や発展に尽くした団体・個人に贈られる賞で、アジアのノーベル賞と言われています。過去にはマザーテレサさん、日本から中村 哲さん、緒方 貞子さん等が受賞しています。

■むなかた子ども大学とは
令和3年度より開始。教育関係者・企業・団体・市民・行政等が一体となり、子どもの興味・関心を深掘りし、子どもたちが多分野にわたって「本物から学ぶ」ことを通して、可能性を広げる学びの場